ナタル | X-105ストライク、応答せよ!X-105ストライク、聞こえているか?応答せよ! X-105ストライク、応答せよ! |
キラ | …………ヘリオポリスが…壊れた…どうして… |
OP(INVOKE) |
トール&ミリアリア | ……… |
サイ&カズイ | ……… |
フラガ | …こうまで簡単に…脆いとは… |
ナタル | X-105ストライク!X-105ストライク!キラ・ヤマト!聞こえていたら…無事なら応答しろ! |
キラ | …あ!…こちらX-105ストライク、…キラです。 |
ナタル | ハァ…無事か? |
キラ | はい。 |
ナタル | こちらの位置は分かるか? |
キラ | …はい。 |
ナタル | ならば帰投しろ。…戻れるな? |
キラ | …はい。(……父さん、母さん、無事だよな?…) あ!…あれ…ヘリオポリスの救命ポッド! |
フラガ | で、これからどうするんだ? |
マリュー | 本艦はまだ、戦闘中です。ザフト艦の動き掴める? |
パル | 無理です。残骸の中には熱を持つものも多く、これでレーダーも熱探知も… |
マリュー | … |
フラガ | 向こうも同じと思うがね。 追撃があると? |
マリュー | あると想定して動くべきです。…尤も今攻撃を受けたら、こちらに勝ち目はありません。 |
フラガ | …だな。 こっちには、あの虎の子のストライクと、俺のボロボロのゼロのみだ。 艦もこの陣容じゃあ、戦闘はなぁ。 最大戦速で振り切るかい?かなりの高速艦なんだろ?こいつは。 |
マリュー | 向こうにも高速艦のナスカ級が居ます。振り切れるかどうかの保証はありません。 |
フラガ | …なら素直に投降するか…? |
マリュー | …え…? |
フラガ | へっ…それも一つの手ではあるぜ? |
ナタル | なんだと!ちょっと待て!誰がそんなことを許可した! |
マリュー | バジルール少尉、何か? |
ナタル | ストライク帰投しました。ですが、救命ポッドを一隻保持してきています。 |
フラガ&マリュー | えっ! |
キラ | …認められない!?認められないってどういうことです! 推進部が壊れて漂流してたんですよ?それをまた、このまま放り出せとでも言うんですか!?避難した人達が乗ってるんですよ!? |
ナタル | すぐに救援艦が来る!アークエンジェルは今戦闘中だぞ!避難民の受け入れなど出来るわけが… |
マリュー | いいわ、許可します。 |
ナタル | …艦長? |
マリュー | 今こんなことで揉めて、時間を取りたくないの。…収容急いで! |
ナタル | …分かりました、艦長。 |
マリュー | 状況が厳しいのは分かっています。でも、投降するつもりはありません。 この艦とストライクは絶対にザフトには渡せません。我々は何としても、これを無事に大西洋連邦司令部へ持ち帰らねばならないんです。 |
ナタル | 艦長、私はアルテミスへの入港を具申致します。 |
マリュー | アルテミス?ユーラシアの軍事要塞でしょ? |
フラガ | 傘の、アルテミスか? |
ナタル | [頷く] 現在、本艦の位置から最も取りやすいコースにある友軍です。 |
マリュー | でも、Gもこの艦も、友軍の認識コードすら持っていない状態よ? それをユーラシアが… |
ナタル | アークエンジェルとストライクは、我が大西洋連邦の極秘機密だと言うことは、無論私とて承知しております。ですが、このまま月に進路を取ったとて、途中戦闘もなくすんなり行けるとは、まさかお思いではありますまい。 物資の搬入もままならず発進した我々には、早急に補給も必要です。 |
マリュー | …分かってるわ。 |
ナタル | 事態は、ユーラシアにも理解してもらえるものと思います。 現状はなるべく戦闘を避け、アルテミスに入って補給を受け、そこで月本部との連絡を図るのが、今、最も現実的な策かと思いますが。 |
フラガ | アルテミスねぇ…そうこちらの思惑通りにいくかな? |
マリュー | でも…今は確かにそれしか手はなさそうね。 |
キラ | …あっ!…あ、ああ… |
トリィ | トリィー |
フレイ | …あ! |
キラ | … |
フレイ | あー、貴方!サイの友達の! |
キラ | フ、フレイっ!…だっ。 ほんとに、フレイ・アルスター?このポッドに乗ってたなんて! |
フレイ | ねえ、どうしたのヘリオポリス!どうしちゃったの? 一体何があったの? |
キラ | … |
フレイ | あたし、あたし…フローレンスのお店でジェシカとミーシャにはぐれて、一人でシェルターに逃げ、そしたら… |
キラ | …うっ… |
フレイ | これザフトの船なんでしょ?あたし達どうなるの?なんであなたこんなところに居るの? |
キラ | こ、これは地球軍の船だよ。 |
フレイ | うそっ!?だってモビルスーツが! |
キラ | あ、いやぁ、だからあれも地球軍ので… |
フレイ | …え。 |
キラ | で、でも良かった、ここには、サイもミリアリアも居るんだ。もう大丈夫だから。 |
アデス | このような事態になろうとは…。いかがされます?中立国のコロニーを破壊したとなれば、評議会も… |
クルーゼ | 地球軍の新型兵器を製造していたコロニーの、どこが中立だ。 |
アデス | …しかし… |
クルーゼ | 住民のほとんどは脱出している。さして問題はないさ。血のバレンタインの悲劇に比べれば。 |
アデス | …うっ… |
クルーゼ | 敵の新造戦艦の位置は掴めるかね? |
オペレータ | いえ、この状況では… |
アデス | まだ追うつもりですか?…しかしこちらには既にモビルスーツは… |
クルーゼ | あるじゃないか。地球軍から奪ったのが4機も。 |
アデス | あれを投入されると? |
クルーゼ | [頷く] |
アデス | しかし… |
クルーゼ | データを取ればもうかまわんさ。使わせてもらう。宙域図を出してくれ。 ガモフにも索敵範囲を広げるよう、打電だ。 |
アスラン | …キラ…… |
カトーゼミの面々 | あー! |
フレイ | あぁうっ…うふ… |
サイ | あっ。 |
キラ | … |
マリュー | デコイ用意。発射と同時に、アルテミスへの航路修正の為、メインエンジンの噴射を行う。 後は艦が発見されるのを防ぐため、慣性航行に移行。第二戦闘配備。艦の制御は最短時間内に留めよ! |
フラガ | アルテミスまでのサイレントランニング、およそ2時間ってとこか。…後は運だな。 |
アデス | 奴等はヘリオポリスの崩壊に紛れて、既にこの宙域を… |
クルーゼ | いや、それはないな。どこかでじっと息を殺しているのだろう。 網を張るかな。 |
アデス | 網…でありますか? |
ナタル | 3番、デコイ発射! |
クルーゼ | ヴェサリウスは先行し、ここで敵艦を待つ。 ガモフには、軌道面交差のコースを、索敵を密にしながら追尾させる。 |
アデス | アルテミスへでありますか?しかしそれでは、月方向へ離脱された場合… |
オペレータ | 大型の熱量感知!初現((?))解析予想コース、地球スイングバイにて月面、地球軍大西洋連邦本部! |
アデス | …んっ… |
マリュー | メインエンジン噴射!アルテミスへの進路へ航路修正! |
キラ&フレイ&サイ&カズイ | あっ! |
アデス | 隊長! |
クルーゼ | そいつは囮だな。 |
アデス | しかし、念のためガモフに確認を。 |
クルーゼ | いや、やつらはアルテミスに向かうよ。今ので私はいっそう確信した。 ヴェサリウス発進だ!ゼルマンを呼び出せ! |
アスラン | …… (ラスティ……ミゲル……) |
アイキャッチ |
AA乗組員 | お医者様ですか? |
お医者様 | そうです。 |
AA乗組員 | 艦長が肩に負傷されているんです。後で診ていただけませんか? |
カズイ | どこに行くのかな、この船。 |
サイ | 一度、進路変えたよね。まだザフト、居るのかな? |
トール | この艦と、あのモビルスーツ追ってんだろ?じゃあ、まだ追われてんのかも。 |
フレイ | えー!じゃあなに?これに乗ってる方が危ないってことじゃないの!やだーちょっと! |
キラ | …… |
ミリアリア | 壊された救命ポッドの方がマシだった? |
フライ | そ、そうじゃないけど… |
カズイ | 親父達も無事だよな? |
サイ | 避難命令、全土に出てたし、大丈夫だよ。 |
フラガ | キラ・ヤマト! |
キラ | は、はい。 |
フラガ | マードック軍曹が、怒ってるぞー。人手が足りないんだ。自分の機体ぐらい自分で整備しろと。 |
キラ | 僕の機体…?え、ちょっと僕の機体って… |
フラガ | 今はそういうことになってるってことだよ。実際、あれには君しか乗れないんだから、しょうがないだろ。 |
キラ | それは…しょうがないと思って2度目も乗りましたよ。でも、僕は軍人でもなんでもないんですから! |
フラガ | いずれまた戦闘が始まった時、今度は乗らずに、そう言いながら死んでくか? |
キラ | ! |
トール&ミリアリア | ! |
フラガ | 今、この艦を守れるのは、俺とお前だけなんだぜ? |
キラ | …でも…僕は… |
フラガ | 君は、出来るだけの力を持っているだろ?なら、出来ることをやれよ。 そう時間はないぞ。悩んでる時間もな。 |
サイ | あの!この船はどこに向かってんですか? |
フラガ | ユーラシアの軍事要塞だ。ま、すんなり入れればいいがな。ってとこさ。 |
キラ | …僕は… |
トール | おい!キラ! |
フレイ | え!?なに?今のどういうこと?あのキラって子、あの… |
サイ | 君の乗った救命ポッド、モビルスーツに運ばれてきたって言ってたろ。 あれを操縦してたの、キラなんだ。 |
フレイ | えー!あの子…? |
サイ | ああ。 |
フレイ | でもあの…あの子…なんでモビルスーツなんて… |
カズイ | キラはコーディネイターだからねー。 |
サイ&フレイ | !! |
トール | カズイ! |
サイ | …うん…キラはコーディネイターだ。でもザフトじゃない。 |
フレイ | …… |
ミリアリア | …うん、あたし達の仲間。大事な友達よ。 |
フレイ | …そう… |
フラガ(回想) | 君は、出来るだけの力を持ってるだろ?なら、出来ることをやれよ。 |
キラ | ……モビルスーツを動かせたって…戦争が出来る訳じゃない! |
アスラン | アスラン・ザラ、出頭致しました! |
クルーゼ | …あー、入りたまえ。 ヘリオポリスの崩壊で、バタバタしてしまってね。君と話すのが遅れてしまった。 |
アスラン | はっ!先の戦闘では、申し訳ありませんでした。 |
クルーゼ | 懲罰を科すつもりはないが、話は聞いておきたい。 あまりにも君らしからぬ行動だからな。アスラン。 |
アスラン | … |
クルーゼ | あの機体が起動した時も君は傍に居たな? |
アスラン | 申し訳ありません。思いもかけぬことに、動揺し、報告ができませんでした。 あの最後の機体、あれに乗っているのは、キラ・ヤマト。 月の幼年学校で友人だった、コーディネイターです。 |
クルーゼ | ほぉ。 |
アスラン | まさか、あのような場で再会するとは思わず、どうしても確かめたくて… |
クルーゼ | …そうかー。戦争とは皮肉なものだ。君の動揺も仕方あるまい。 仲の良い友人だったのだろ? |
アスラン | …はい。 |
クルーゼ | 分かった。そういうことなら次の出撃、君は外そう。 |
アスラン | えっ! |
クルーゼ | そんな相手に銃は向けられまい。私も君にそんなことはさせたくない。 |
アスラン | いえ!隊長!それは…! |
クルーゼ | 君のかつての友人でも、今敵なら我らは討たねばならん。それは分かってもらえると思うが。 |
アスラン | …キラは!…あいつは、ナチュラルにいいように使われているんです! 優秀だけど、ボーっとして、お人好しだから、そのことにも気づいてなくて…だから私は、説得したいんです! あいつだってコーディネイターなんだ!こちらの言うことが分からないはずはありません! |
クルーゼ | 君の気持ちは分かる。だが、聞き入れないときは? |
アスラン | !……その時は…私が討ちます… |
パル | 大型の熱量感知。戦艦のエンジンと思われます。 距離200、イエロー3317、マーク02、チャーリー、進路、0シフト0。 |
フラガ | 横か!?同方向へ向かっている。 |
マリュー | 気づかれたの? |
ナタル | だがだいぶ遠い。 |
パル | 目標、本艦を追い抜きます。艦特定、ナスカ級です。 |
フラガ | チィ!先回りして、こっちの頭を抑えるつもりだぞ! |
ナタル | ローラシア級は? |
パル | 待って下さい。…本艦の後方300に進行する熱源!…いつの間に… |
フラガ | このままでは、いづれ、ローラシア級に追いつかれるか、逃げようとエンジンを使えば、あっという間にナスカ級が転進してくるぞ。 おい!2番のデータと、宙域図、こっちに出してくれ。 |
ナタル | なにか策が? |
フラガ | それは、これから考えるんだよ。 |
パル | 敵影補足、敵影補足、第一戦闘配備、軍籍にあるものは、直ちに全員持ち場に就け!軍籍にあるものは直ちに… |
チャンドラ二世 | くっそー、ベッドに入ったばっかだってのにー! |
エル | ママぁ〜。 |
エルママ | 大丈夫よ。 |
避難民A | 戦闘になるのかこの船…? |
避難民B | 俺達だって乗ってるのに! |
パル | キラ・ヤマトはブリッジへ。キラ・ヤマトはブリッジへ。 |
ミリアリア | …キラ…どうするのかな。 |
サイ | あいつが戦ってくれないと、かなり困ったことになるんだろうなぁ。 |
ミリアリア | ねぇトール…私たちだけこんなところで、いつもキラに頼って守ってもらって… |
トール | 出来るだけの力を持っているなら、出来ることをやれ…かぁ… |
サイ | [頷く] |
カズイ | [頷く] |
チャンドラ二世 | 艦長!民間人が艦長と話したいと言っていますが… |
ナタル | 今は取り込み中だ!文句なら後で聞いてやる!大人しくしてろと言ってやれ! |
チャンドラ二世 | いえ…あの…ヘリオポリスから一緒だった学生達が、自分たちも、艦の仕事を手伝いたいと、言ってきているのですが… |
マリュー | ええ? |
トール | キラー。 |
キラ | あ!トール、みんな。 |
トール | お、キラ。 |
キラ | …何?どうしたの?その格好? |
サイ | 僕達も艦の仕事を手伝おうかと思って。人手不足なんだろ? |
カズイ | ブリッジに入るなら軍服着ろってさ。 |
トール | 軍服はザフトの方が格好いいよなぁ。階級章もねぇからなんか間抜け。 |
チャンドラ二世 | 生意気言うな! |
トール | お前にばっか戦わせて、守ってもらってばっかじゃな。 |
ミリアリア | こういう状況なんだもの、私たちだって、出来ることをして… |
チャンドラ二世 | おーら行け!ひよっこども! |
カズイ | じゃあな、キラ。 |
ミリアリア | 後でね。 |
チャンドラ二世 | あー、お前もまた出撃するんなら、今度はパイロットスーツを着ろよ! |
キラ | あ…あの…チャンドラさん… |
アデス | あれがっ! |
クルーゼ | アルテミスの傘だ。既にこちらを察知しているのだろう。展開中だな。 |
アデス | 地球軍の新型艦、遂に補足できぬまま来てしまいましたが… |
クルーゼ | 頭は抑えた。ここで仕留めるさ。 |
アデス | 180度回頭!相対速度、アルテミスに合わせ。微速後進! |
フラガ | ほぉー。 |
キラ | ぁぁっ。 |
フラガ | やっとやる気になったってことか。その格好は。 |
キラ | 大尉が言ったんでしょ?今この船を守れるのは、僕と貴方だけだって。 戦いたい訳じゃないけど、僕はこの船は守りたい。みんな乗っているんですから。 |
フラガ | 俺達だってそうさ。意味もなく戦いたがる奴なんざ、そうは居ない。戦わなきゃ、守れねぇから、戦うんだ。 |
キラ | [頷く] |
フラガ | よし!じゃあ、作戦を説明するぞー。 |
パル | ローラシア級、後方90に接近。 |
フラガ | とにかく、艦と自分を守ることだけを、考えるんだぞ。 |
キラ | は、はい!大尉もお気を付けて。 (…アスラン…また君も来るのか?…この船を沈めに…) |
ナタル | メビウスゼロ式、フラガ機、リニアカタパルトへ! |
フラガ | ムウ・ラ・フラガ、出る!戻ってくるまで沈むなよ! |
パル | ローラシア級、後方50に接近! |
マリュー | 2分後にメインエンジン始動!ストライク、発進準備! |
トノムラ | ストライク、発進位置へ! カタパルト接続。システム、オールグリーン! |
キラ | (大尉が隠密先行して、前の敵を討つ。その間僕は、後方の敵から艦を守る。うまくいくのかな…) |
ミリアリア | キラ! |
キラ | !ミリアリア! |
ミリアリア | 以後、私がモビルスーツ及びモビルアーマーの戦闘管制となります。よろしくね! |
トノムラ | よろしくお願いします、だよ。 |
キラ | はは。 |
ナタル | 装備はエールストライカーを。アークエンジェルが吹かしたら、あっという間に敵が来るぞ!いいな! |
キラ | …はい! |
マリュー | エンジン始動!同時に特装砲発射!目標、前方ナスカ級! |
ナタル | ローエングリン!てぇ! |
ヴェサリウスオペレータ | 前方より熱源接近!その後方に大型の熱量感知!戦艦です! |
アデス | 回避行動! |
クルーゼ | こちらに気づいて慌てて撃ってきた、か。 |
ガモフオペレータ | 熱源感知!敵戦艦と推測! |
ゼルマン | モビルスーツ隊、発進させよ! |
クルーゼ | 先の言葉信じるぞ!アスラン・ザラ。 |
アスラン | …はい。 |
チャンドラ二世 | 前方、ナスカ級よりモビルスーツ発進。機影1です! |
ナタル | 艦長! |
マリュー | お願い! |
ナタル | キラ・ヤマト!ストライク発進だ! |
ミリアリア | キラ! |
キラ | …了解! ハァハァハァ… |
フラガ(回想) | 今、この艦を守れるのは、俺とお前だけなんだぜ? |
トール(回想) | お前にばっか戦わせて、守ってもらってばっかじゃな。 |
ミリアリア(回想) | こういう状況なんだもの、私たちだって… |
キラ | キラ・ヤマト!ガンダム!行きます!! |
ED(あんなに一緒だったのに) |
-+-次回予告-+- 決意したこと、それは、それぞれの正義。 分かたれた訳を知るよしもなく、少年達は道を選ぶ。 無音の闇を切り裂く砲火の前に、叫ぶキラとアスランの声は、 虚しくすれ違い、新たな記憶を刻む。 次回、機動戦士ガンダムSEED、「フェイズシフトダウン」 この空を、駆け抜けろ!ガンダム! |